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[it-k091] 病室の窓にもたれて

Posted on 1912年6月20日 by 石川啄木

病室の窓にもたれて、
久しぶりに巡査を見たりと、
よろこべるかな。

Posted in 短歌, 石川啄木, 悲しき玩具 Tagged 窓, 巡査, 久しぶり, 病室

[it-k090] 話しかけて返事のなきに

Posted on 1912年6月20日 by 石川啄木

話しかけて返事のなきに
よく見れば、
泣いてゐたりき、隣の患者。

Posted in 短歌, 石川啄木, 悲しき玩具 Tagged 返事, 患者, 隣

[it-k089] 真夜中にふと目がさめて

Posted on 1912年6月20日 by 石川啄木

真夜中にふと目がさめて、
わけもなく泣きたくなりて、
蒲団をかぶれる。

Posted in 短歌, 石川啄木, 悲しき玩具 Tagged 目, 真夜中, 蒲団

[it-k088] そんならば生命が欲しくないのかと

Posted on 1912年6月20日 by 石川啄木

そんならば生命が欲しくないのかと、
医者に言はれて、
だまりし心!

Posted in 短歌, 石川啄木, 悲しき玩具 Tagged 心, 言, 欲しい, 医者, 生命

[it-k087] 重い荷を下したやうな

Posted on 1912年6月20日 by 石川啄木

重い荷を下したやうな、
気持なりき、
この寝台の上に来ていねしとき。

Posted in 短歌, 石川啄木, 悲しき玩具 Tagged 寝台, 上, 重い, 気持, 荷

[it-k086] ドア推してひと足出れば

Posted on 1912年6月20日 by 石川啄木

ドア推してひと足出れば、
病人の目にはてもなき
長廊下かな。

Posted in 短歌, 石川啄木, 悲しき玩具 Tagged 目, 病人, 廊下, ドア, ひと足

[it-k085] 『石川はふびんな奴だ。』

Posted on 1912年6月20日 by 石川啄木

『石川はふびんな奴だ。』
ときにかう自分で言ひて、
かなしみてみる。

Posted in 短歌, 石川啄木, 悲しき玩具 Tagged 言, 自分, 奴, 石川

[it-k084] そうれみろ

Posted on 1912年6月20日 by 石川啄木

そうれみろ、
あの人も子をこしらへたと、
何か気の済む心地にて寝る。

Posted in 短歌, 石川啄木, 悲しき玩具 Tagged 人, 子, 気, 何, 心地

[it-k083] 生れたといふ葉書みて

Posted on 1912年6月20日 by 石川啄木

生れたといふ葉書みて、
ひとしきり、
顔をはれやかにしてゐたるかな。

Posted in 短歌, 石川啄木, 悲しき玩具 Tagged 顔, 葉書

[it-k082] 名は何と言ひけむ

Posted on 1912年6月20日 by 石川啄木

名は何と言ひけむ。
姓は鈴木なりき。
今はどうして何処にゐるらむ。

Posted in 短歌, 石川啄木, 悲しき玩具 Tagged 言, 名, 今, 何処, 姓, 鈴木

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子 (28) ドア (1) 廊下 (3) 生命 (1) 久しぶり (1) 上 (11) 気持 (4) 返事 (2) 自分 (7) 重い (4) 病人 (3) 目 (23) 顔 (22) 蒲団 (3) 巡査 (2) 病室 (2) 窓 (24) 隣 (1) ひと足 (1) 荷 (1) 欲しい (7) 気 (8) 何処 (4) 何 (19) 鈴木 (1) 葉書 (2) 真夜中 (4) 患者 (1) 寝台 (4) 心地 (1) 言 (21) 医者 (6) 奴 (2) 心 (52) 姓 (1) 石川 (1) 今 (25) 名 (14) 人 (46)

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