時として
君を思へば
安かりし心にはかに騒ぐかなしさ
Category Archives: 一握の砂
[it-i232] 忘れがたき人人 – 二 (20)
わかれ来て年を重ねて
年ごとに恋しくなれる
君にしあるかな
[it-i233] 忘れがたき人人 – 二 (21)
石狩の都の外の
君が家
林檎の花の散りてやあらむ
[it-i234] 忘れがたき人人 – 二 (22)
長き文
三年のうちに三度来ぬ
我の書きしは四度にかあらむ
時として
君を思へば
安かりし心にはかに騒ぐかなしさ
わかれ来て年を重ねて
年ごとに恋しくなれる
君にしあるかな
石狩の都の外の
君が家
林檎の花の散りてやあらむ
長き文
三年のうちに三度来ぬ
我の書きしは四度にかあらむ