百姓の多くは酒をやめしといふ。
もっと困らば、
何をやめるらむ。
Tag Archives: 酒
[it-k016] しっとりと
しっとりと
酒のかをりにひたりたる
脳の重みを感じて帰る。
[it-k017] 今日もまた酒のめるかな!
今日もまた酒のめるかな!
酒のめば
胸のむかつく癖を知りつつ。
[it-i154] 忘れがたき人人 – 一 (53)
酒のめば鬼のごとくに青かりし
大いなる顔よ
かなしき顔よ
[it-i185] 忘れがたき人人 – 一 (84)
あはれかの国のはてにて
酒のみき
かなしみの滓を啜るごとくに
[it-i186] 忘れがたき人人 – 一 (85)
酒のめば悲しみ一時に湧き来るを
寐て夢みぬを
うれしとはせし
[it-i187] 忘れがたき人人 – 一 (86)
出しぬけの女の笑ひ
身に沁みき
厨に酒の凍る真夜中
[it-i060] 煙 – 二 (13)
田も畑も売りて酒のみ
ほろびゆくふるさと人に
心寄する日
[it-i193] 忘れがたき人人 – 一 (92)
舞へといへば立ちて舞ひにき
おのづから
悪酒の酔ひにたふるるまでも
[it-i078] 煙 – 二 (31)
わが従兄
野山の猟に飽きし後
酒のみ家売り病みて死にしかな