人がみな
同じ方角に向いて行く。
それを横より見てゐる心。
Tag Archives: 心
[it-k144] やや遠きものに思ひし
やや遠きものに思ひし
テロリストの悲しき心も――
近づく日のあり。
[it-k033] よごれたる手をみる
よごれたる手をみる――
ちゃうど
この頃の自分の心に対ふがごとし。
[it-k124] 子を叱る、あはれ、この心よ
子を叱る、あはれ、この心よ。
熱高き日の癖とのみ
妻よ、思ふな。
[it-i008] 煙 – 一 (8)
不来方のお城の草に寝ころびて
空に吸はれし
十五の心
[it-i047] 煙 – 一 (47)
糸切れし紙鳶のごとくに
若き日の心かろくも
とびさりしかな
[it-i056] 煙 – 二 (9)
飴売のチャルメラ聴けば
うしなひし
をさなき心ひろへるごとし
[it-i060] 煙 – 二 (13)
田も畑も売りて酒のみ
ほろびゆくふるさと人に
心寄する日
[it-i084] 煙 – 二 (37)
あはれ我がノスタルジヤは
金のごと
心に照れり清くしみらに
[it-i095] 煙 – 二 (48)
ふるさとの土をわが踏めば
何がなしに足軽くなり
心重れり