おとなしき家畜のごとき
心となる、
熱やや高き日のたよりなさ。
Tag Archives: 心
[it-k107] 今までのことを
今までのことを
みな嘘にしてみれど、
心すこしも慰まざりき。
[it-k046] 何となく明日はよき事あるごとく
何となく明日はよき事あるごとく
思ふ心を
叱りて眠る。
[it-k154] かなしきは
かなしきは、
(われもしかりき)
叱れども、打てども泣かぬ児の心なる。
[it-k062] 目さまして直ぐの心よ!
目さまして直ぐの心よ!
年よりの家出の記事にも
涙出でたり。
[it-k042] 人がみな
人がみな
同じ方角に向いて行く。
それを横より見てゐる心。
[it-k144] やや遠きものに思ひし
やや遠きものに思ひし
テロリストの悲しき心も――
近づく日のあり。
[it-k033] よごれたる手をみる
よごれたる手をみる――
ちゃうど
この頃の自分の心に対ふがごとし。
[it-k124] 子を叱る、あはれ、この心よ
子を叱る、あはれ、この心よ。
熱高き日の癖とのみ
妻よ、思ふな。
[it-k026] 誰か我を
誰か我を
思ふ存分叱りつくる人あれと思ふ。
何の心ぞ。