眼閉づれど、
心にうかぶ何もなし。
さびしくも、また、眼をあけるかな。
Tag Archives: 心
[it-k035] 年明けてゆるめる心!
年明けてゆるめる心!
うっとりと
来し方をすべて忘れしごとし。
[it-k069] 何故かうかとなさけなくなり
何故かうかとなさけなくなり、
弱い心を何度も叱り、
金かりに行く。
[it-k012] 何となく
何となく、
今朝は少しく、わが心明るきごとし。
手の爪を切る。
何となく、
今年はよい事あるごとし。
元日の朝、晴れて風無し。
何となく、
案外に多き気もせらる、
自分と同じこと思ふ人。
何となく、
自分を嘘のかたまりの如く思ひて、
目をばつぶれる。
[it-k048] それとなく
それとなく
その由るところ悲しまる、
元日の午後の眠たき心。
[it-k164] おとなしき家畜のごとき
おとなしき家畜のごとき
心となる、
熱やや高き日のたよりなさ。
[it-k107] 今までのことを
今までのことを
みな嘘にしてみれど、
心すこしも慰まざりき。
[it-k046] 何となく明日はよき事あるごとく
何となく明日はよき事あるごとく
思ふ心を
叱りて眠る。
[it-k154] かなしきは
かなしきは、
(われもしかりき)
叱れども、打てども泣かぬ児の心なる。
[it-k062] 目さまして直ぐの心よ!
目さまして直ぐの心よ!
年よりの家出の記事にも
涙出でたり。