田舎めく旅の姿を
三日ばかり都に曝し
かへる友かな
Tag Archives: 友
[it-i229] 忘れがたき人人 – 二 (17)
しみじみと
物うち語る友もあれ
君のことなど語り出でなむ
[it-i108] 忘れがたき人人 – 一 (7)
目を閉ぢて
傷心の句を誦してゐし
友の手紙のおどけ悲しも
[it-i146] 忘れがたき人人 – 一 (45)
椅子をもて我を撃たむと身構へし
かの友の酔ひも
今は醒めつらむ
[it-i036] 煙 – 一 (36)
わがこころ
けふもひそかに泣かむとす
友みな己が道をあゆめり
[it-i109] 忘れがたき人人 – 一 (8)
をさなき時
橋の欄干に糞塗りし
話も友はかなしみてしき
[it-i150] 忘れがたき人人 – 一 (49)
あらそひて
いたく憎みて別れたる
友をなつかしく思ふ日も来ぬ
[it-i038] 煙 – 一 (38)
興来れば
友なみだ垂れ手を揮りて
酔漢のごとくなりて語りき
[it-i110] 忘れがたき人人 – 一 (9)
おそらくは生涯妻をむかへじと
わらひし友よ
今もめとらず
[it-i152] 忘れがたき人人 – 一 (51)
わが妻に着物縫はせし友ありし
冬早く来る
植民地かな